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近年の脳科学分野の発展は驚くべきものがあり、これまでの経験的に言われていたヒトの発達の「常識」が科学的に証明されたり、また、見直しがされていたりしています。最新の脳科学の成果を紹介している児童精神科医の成田奈緒子(文教大学教授)氏の著作がとても親しみやすいのでその一部を紹介します。成田氏は、ips細胞でノーベル賞受賞した山中伸也教授の神戸大学医学部時代の同級生ということで共著も出版されています。
『子育てを変えれば脳が変わる(PHP新書)』の「はじめに」には次のようにあります。
「子育ては、脳が育つ順番に沿えばうまくいく」これに尽きます。その立場から世を見わたすと「脳が育つ順番に沿わない子育てが実に多いと感じます。パパと過ごす時間を持たせたいからと父親が帰宅する深夜まで子どもを寝かせない・・。優秀な子になってほしいから2歳の子どもに難しい勉強をさせる・・。どこから才能が開くかわからないから小学生のうちからたくさん習い事をさせる・・。それらはすべて良かれと思ってしていることは違いありません。しかし、残念ながら、子どものためにはならない-というより、健康な発達を阻むものになりかねないのです。私が伝えたいのは、その子育てもっと楽で楽しくなりますよ?と言いたいのです。その内容を、これまた一言に集約すると・・・
「最初の5年間で、早寝早起き習慣をつけることさえ頑張れば、あとは楽」ということです。子どもを心身ともに健康に、かつ優しく賢い子に育てる方法は、実はとてもシンプルなのです。
脳には3つの種類「からだの脳」、「おりこうさんの脳」、「こころの脳」があります。「からだの脳」は、姿勢の維持・睡眠・食欲・呼吸・情動・性欲を司り、自律神経の働きをコントロールする脳です。「おりこうさんの脳」は知能・言語・知覚・情感・微細運動(手先の器用さなど)などを司る脳。「こころの脳」は、論理的思考、問題解決能力、想像力、判断力等「人らしい能力」を司っています。
脳が育つ正しい順番とは?まず「からだの脳」です。からだの脳が司る機能は全て生命維持に欠かせないものばかりです。
次は、より高度な機能を司る「おりこうさんの脳」です。
親からすれば知能、言語等のこの能力を重視したくなるのですが、研究では「からだの脳」が育っていなければ「おりこうさんの脳」もうまく育たないことが分かっています。
そして最後が「こころの脳」です。
こころの脳はおりこうさん脳に知識や情報の記憶がある程度蓄積されてから「前頭葉」が統合する形で発達するのです。
つまり脳は、
「からだの脳」⇒「おりこうさん脳」⇒「こころの脳」の順番に育つのです。
「からだの脳」は胎児期から育ちはじめ生まれた直後から急激に成長していきます。
「おりこうさん脳」は成長が始まるのは1歳前後からで、まず、言葉を話しだします。
最後の「こころの脳」は、10歳頃から成長します。ですから小さな子には「思いやり」はまだ無くて当たり前です。
小学校後半から芽生えだして、中学生以降に情動と情感がつながるのです。
続きはどうぞ本文をお読みいただきたいと存じます。
聖愛 森のようちえんが ちびっこぷれす(10月号)に掲載されました。
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