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体験と学びの先にある自由
年長ゆり組のキャンプが無事終了しました。
昨年度に引き続き、幼稚園園舎に宿泊するタイプのキャンプでした。
宿泊を伴い家庭から離れて一夜を過ごす体験は、年長児にとって大きな冒険といえるでしょう。
日中のプログラムはゆり組の先生たちが知恵を絞り、冒険心満々の取り組みで、河口湖でのカヌー体験、こうもり穴への洞窟探検。
帰園してからの今年度初の夕飯つくり、キャンプファイヤー、就寝。
2日目のマス、沢登り・・と。やれることをやり尽くしました!
主体となる企画の先生たちが子ども達の意見を取り入れて「やりたい」「体験したい!」と言う強い意志を育てていきました。
レイチェルカーソンという、環境保護に活動に火をつけた女性生物学者がのこした世界的ベストセラー「センスオブワンダー」という本があります。
その本の中には、幼い甥(おい)っ
子とともに自然の中を歩き、その美しさ、不思議さや、それらに触れることで導き出される感
性について語り、そして「その心は、誰もが子ども時代には持っているけど、大人になる前に
鈍らせ、ともすれば失ってしまう」と述べます。これは「アニメ・トトロ」の中にも出てくる
「子どもの時に〜だけ、あなたに訪れる〜」と同じです。感性は数値化できませんが、それを
取り戻す術が自然活動の中にあるのです。
さらにレイチェルはこう述べています。「生まれつき備わっている子どもの『センス・オブ
・ワンダー』をいつも新鮮に保ちつづけるためには、わたしたちが住んでいる世界のよろこび、
感激、神秘などを子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、少なくと
もひとり、そばにいる必要があります。」
「取り戻す」ためには、基がなくては成り立ちません。聖愛幼稚園の自然保育や、森のよう
ちえんの中には、「ヒト」が生物として持っている力に気づいたり、再認識したりする活動が
含まれています。
皆さんは「自由」についてどのようにお考えでしょうか?
「何も束縛されないこと」とお考えですか?
水泳を考えると、初めて水に入ったとき、どうして良いか分からず不安が訪れます。
泳ぎ方を習い、経験を積む中で私たちは「水の中の自由」を得ます。本を読むのには字を学ぶ必要があり、絵本楽しむのには、紙の上のものから想像を広げる感性が必要です。
その力があれば世界中の事を知り、図書館を紹介してくれる人がいたらさらに新たな想像の世界の自由を楽しむことができます。
体験や学びの先に「自分を自由にしてくれる力」が生み出されます。
体験や学びの方向を強制することはできませんが、手に入れたい物があるとき、体験と学びをステップにし、感じる心を持ち続けていきたいものです(無くさないように)。
そして私たち保育者はレイチェルが言っているような「必要とされる大人の一人」になりたいと思っています。
聖愛 森のようちえんが ちびっこぷれす(10月号)に掲載されました。
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