2013年9月号
子ども・子育て支援新制度(1)
聖愛幼稚園 鈴木信行
8月29日の夕方、「甲府市子ども・子育て会議」が県内市町村のトップを切って開催されました。
この会議は、平成27年4月にスタートする予定の「子ども・子育て支援新制度」の市の事業計画を策定するために子どもの保護者を含む関係者の意見を聴く会議です。
「子ども・子育て支援新制度」(以下では「新制度」といいます。)とは、子どもを産み、育てやすい社会を目指すために創設されたものです。
新制度の目的とその内容は次の3つです。
- 質の高い幼児期の学校教育(幼児教育)・保育を総合的に提供するために「認定こども園」の普及を進めます。保護者が働いているいないにかかわらず同じ施設を利用でき、就労状況が変化しても継続して利用できるようになります。
- 保育所等の施設が不足しないように手続きを簡略にして施設が設置しやすくなり、「小規模保育」「家庭的保育(保育ママ)」など多様な形で保育の量や種類を確保します。
- 地域の子ども・子育て支援の充実で地域全ての家庭を対象に多様なニーズに対応します。(子育て相談、親子交流の場、一時預かり、放課後児童クラブの対象を小6まで拡大等々)
実は、日本中の全ての市町村が新制度の事業計画を策定しなければならず、今、急いで準備を進めているところです。
具体的には本年度中に保育等のニーズ調査(アンケート調査)を実施し、そのデータに基づき事業計画策定、平成26年度中に施設整備や保育認定等の準備が駆け足で進められることになります。
子どもが生き生きと育ち、若い親たちが希望を持って子育ての喜びを感じられる、そんなわが街になるためにこの「子ども・子育て会議」で
活発な議論がなされるよう期待したいものです。
保護者の皆様もニーズ調査の依頼等がありましたら積極的な協力をお願いいたします。
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