学校法人 聖愛幼稚園
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赤鬼からの手紙(2013年1月号)



『十二支のしんねんかい』

みき つみき / 文
柳原良平 / 画
こぐま社 / 発行

品切れ中(図書館等でどうぞ)

   2013年の元旦はどんな風に迎えられたでしょうか、沢山の人と一緒に迎えた人も、そうでない人にとっても1年の幕開けは少しだけ緊張するものですね。 今年は十二支でいうと、『巳年』に当たります。「巳」の原字は頭と体ができかけた胎児を描いたもので、子宮が胎児を包むさまを表しているそうです。 その字のごとく生命力の強いヘビは、命そのものがシンボルとも言われています。 長い長いその姿から長生きを望む想いもあるかもしれません。昨年100歳以上の方が5万人を超えたという日本のおじいさんおばあさんの中で、115歳の木村治郎衛門さんが世界最高齢者になられたそうです。 木村さんももしかしたら、なんどもヘビの夢を見ているのかもしれませんね。 さあて、みんなでお祝いしましょ、十二支たちが集まって新年会です!!

ほっこり めでたく はつひので あたらしい としが はじまった

子ね 丑うし 寅とら 卯う 辰たつ 巳み 午うま 
未ひつじ 申さる 酉とり 戌いぬ 亥い

まずは みんなの ごしょうかい

子ーずの ばんして いえまもり こどものこどもの そのまたまたまた
 こどもまでさかえつづけますように チュウチュウチュウ

丑ーうしろに ひくは たなばたさまの けんぎゅうさまと おりひめさま
 ねんに いちどの あまのがわ

寅ーとらえられない そのはやさ のをこえ やまこえ もりをぬけ
 かぜを したがえ せんりを はしる  ・・・・・

こうして、十二支がそろいもそろって、楽しい新年会が賑やかに始まりました。おせちを食べて、最後は金屏風の前でご挨拶”あけまして おめでとうございます”

   十二支のお話絵本を届けたいと思っていたら、こんな絵本が出来ました。 柳原良平さんの絵本ですから、楽しいのは間違いない! 十二支の由来という内容の絵本はありますが、〜干支(えと)にまつわるエトセトラ〜との誘いに思わず手に取りました。 柳原さんの絵本を見た事がないという人も、おとうさん、おじいさん世代の方にはお馴染のあの有名なお酒の広告イラストを見かけた事があるかもしれません。 その柳原さんの絵とリズム感のある言葉が動物たちみんなを賑やかな場面に連れて行ってくれます。 ページをめくりながら、自分の干支が出てくるのを待ちきれない気持ちになります。 おとうさん、おかあさん、おじいちゃん、おばあちゃん、おにいさん、おねえさん、さあさみんなで、一緒にページを開いて・・・・ほらほら、お正月の場面も一気に華やいだものになってきました。 お屠蘇にお供え餅、お頭付きの鯛、伊勢海老、重箱の中からお節料理があふれてきます、そのおいしそうなこと!今すぐにでも仲間に入って、一緒にお祝したくなりますね。 みなさま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

(赤鬼こと山ア祐美子)

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