今年の梅雨は足早にやってきました。沖縄をはじめ、南九州、関東も梅雨入りしましたが、観測史上も2番目の早さだそうです。
天気予報が外れて、突然の雨に降られ大事なものを台無しにしてしまった経験はありせんか?
雨ふりを空気の匂いでわかるとか、猫のひげでわかるとか、予報よりも当ててしまう人もいますね。
雨はどこから来るの?知っているようだけど、ちゃんと説明するにはちょっぴり不安です。
やっぱり、空の専門家にお話していただきましょう。
あめは くもから ふってきます。
おおきな くもや くろいくも、 しろい くも、はいいろの くもから ふってきます。
どんなくもも かぞえきれないほどの ちいさな みずの つぶから できています。
みずの つぶは とても ちいさく、くもつぶと よばれています。
くもつぶは すいじょうきが あつまって できます。
すいじょうきは きたいに なった みずです。
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くうきは すいじょうきを ふくんでいます。
すいじょうきは かぜに のって はこばれます。
すいじょうきは じめんから はなれ、 たかい ところへ のぼっていきます。
たかい ところは さむいのです。
くもつぶの ひとつひとつは とても ちいさくて みえません。
でも くもは みえます。
くものなかには かぞえきれないくらい たくさんの くもつぶが あるからです。
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すいじょうきが ひやされると あつまって くもつぶに かわります。
くもつぶは あつまって くもをつくります。
くもつぶは あつまって みずの しずくに なります。
そして みずの しずくは くもから じめんに おちます。
ほら、あめが ふってきた!
教科書改訂で理科の内容も増えるとのことです。
子供たちの理科ばなれが叫ばれ指導が強化されていくようです。
何とか理科を好きになってもらいたいと思うのは親心ですが、勉強の一環と称して題名のみで安易に判断し、科学絵本を手にしてはいませんか?
確かに科学絵本は入口にはなりますが、こういうものほど親の準備が必要になります。
作者の研究者としての意図がどこにあるのかを把握して、ポイントを押えてから子供たちに与える事をお勧めします。
親の事前の認識のもとに、絵本を通して子供たちとの理解の共有をより明確に見つけることができます。
まずは、勉強のためと思わないようにすることが肝心です。
科学絵本は生活の中にある事実を子供と一緒に楽しむことから始めましょう。
やがては本当に理科を好きになっていくきっかけになるかもしれませんね。
(赤鬼こと山ア祐美子)
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