な・つ・や・す・み!!子供だけじゃない、大人だって、待ちに待っていた夏休みです。
日本の働いているお父さんやお母さんは、長くても一週間くらい?お休みが取れない
お父さんもいるかもしれません。外国では、一か月もお休みがあるんですって!
夏本番。これから、どんどん暑くなってきます。暑くなると、水が恋しくなります。
プール、海水浴・・・泳ぎに行かれないときは、水族館、これに限ります。
でも、この「ノンビリすいぞくかん」にいる魚たちはちょっと、普通とは違うのです。
なにはともあれ、魚たちの話を聞いてみましょう。
「このヒラメのこぶは、ジャイアンツのせんしゅがつくったものです」
なんですって?!!ヒラメのすいそうのまえに、こんなことがかかれた大きな
かみがはってあります。ヒラメは、ジャイアンツのしあいをみにいきました。
そのとき、ジャイアンツファンのおじさんに、ざぶとんとまちがえられて、
ほうりなげられちゃったのです。そうしたら、たまたま、バットにあたって、
大ホームラン!それで、こぶができちゃった、というわけ。
フグのおはなし。フグは、テレビきょくにいきました。けいじのでる
ばんぐみのさつえいをみていたら、かんとくさんに、「そのかお!きみね、
すぐに、はんにんに なってちょうだい!」と・・・フグはサングラスを
かけてはんにんになりました。けいじやくのやくしゃが、フグにむかって、
「おい!フグタ!いいかげんにしゃべってしまえ!」あまりに、
いっしょうけんめいになりすぎて、はながフグの口のなかにはいっちゃった。
そのまま、けいじやくは「ドタリ」とのびてしまいました。フグは
どくがあるから・・・?!
タコのおはなし。タコはじぶんがすんでいたうみにいきました。うみには、
大きなはしがかけられていて、はしのうえはじどうしゃが「ヒューヒュー」とおっていました。
タコがあるいていると、パトカーやってきました。「だめじゃあないの!ここは80キロで
はしらなくてはいかん!ゆでダコにします」といわれて、タコはこしがぬけてしまった・・?
イカ、タイ、クラゲ、ウツボ、イセエビ、カワハギ、ハリセンボン、まだまだ・・・
この本は絵本というより、童話になるのかも知れませんが、長さんの絵、あっての本ですから、
是非お勧めしたい一冊です。こんな楽しい本は他には見つけられませんからね。ひと夏かけて、
それこそ、ノンビリ、何度も読んでほしいと思います。きっと、水族館に行ったら、
魚たちのお話を思い出して、吹き出してしまうかもしまうかもしれません。
新しい発見にであうこともあるでしょう。
ちなみに、私はフグのおはなしが大好きです。フグの顔を見ると、なんとしても、
あの刑事ドラマが放映されないものかと、ひそかに思ってしまいます。
(赤鬼こと山ア祐美子)
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