ゆり組(年長)
「ぼくは、レスキュー隊に入って人を助ける。」なんてどこで覚えて、
どのように考えて決めたのか、親の私には全くわからないのです。私の知らない世界を見て、
感じて、自分の夢を思い描けるまでに成長した息子の姿を嬉しく思うと同時に、
私達と共に育ててくださった大勢の方への感謝を忘れてはならないと思いました。
聖愛では縦割りのでの活動を通して自分より年下の子供達との交流が多いせいか、
家に帰ってからも近所の小さい子の面倒をみてよく遊んでいます。そんな優しい心を
育んでこられたのも幼稚園での活動のお陰であると有難く思っています。
( F )
生活発表会。この幼稚園で本当に最後の行事。ビデオ片手に期待と淋しさの中、
出席させていただきました。メソメソしていたすみれ組の頃の息子からは想像できない
くらいの大きな声、堂々とした姿、力強い習字での『夢』。この時、小学校に行っても
自分なりに歩いて行けるなと少し安心しました。最後に先生方が作って下さったスライド。
この時ばかりは涙はこらえきれず、この幼稚園に通わせていただいた事、
この幼稚園での生活、先生方の暖かい笑顔・優しさに心から感謝しました。
良い幼稚園に出会え、心から感謝しています。
( S )
最後の生活発表会が終りました。過ぎてしまうと三年なんて本当に早いなあと
いうのが実感です。息子は2歳7ヶ月からエンゼルルームにお世話になりました。
初めの頃お迎えに行くとお弁当も食べず、いう事も聞かず泣いて先生に叱られていた
ことがありました。事情があって預けているにせよ何かとても複雑な思いにかられて
ドアの外で自分まで泣きそうになるのを必死でこらえていた日が懐かしく思えます。
子供を預けるということは親子共に不安も心配事も多いものですが、案ずるより
産むが易し・・・幼稚園が大好きで毎日元気に登園して行く息子の姿が今は全ての答えの
様な気がしています。
発表会では全員の成長した姿に感動したのはもちろんですが、それを見守る先生方の
姿にも胸をうたれました。目を真っ赤に泣きはらしている先生、一生懸命発表が
上手く行く様に指導し、サポートしてくれた井出先生、小菅先生。本当に小さなことまで
しっかり見ていて下さった先生方。子ども達はこんなに愛されて大切にされて
来たんだなぁ・・・と改めて感じた時、本当に頭の下がる思いで感謝の
気持ちでいっぱいでした。悩み事も一緒にがんばりましょうと励まし、支えてくれた先生
のお陰で私達親子はここまで来れました。あったかい先生達に恵まれて息子は幸せ者です。
( 無記名 )
幼稚園最後の生活発表会・・・年長となり卒園間近になると、ここまで成長するものかと
驚きました。自分の言葉でしっかりと伝えることができ、堂々とした発表でした。3年間
あっという間でしたが、子どもは確実に大きく大きく成長していました。
幼稚園選びには時間をかけました。たくさんの園を見学しました。距離的なこと、
小学校入学のこと・・・など考えるとやはり地域の幼稚園へ・・と考えたりもしました。
親の判断で決めた聖愛幼稚園。不安も心配もたくさんありました。しかし、Mは3年間一度も
「幼稚園に行きたくない」と言いませんでした。長時間乗車するバスもMには充実した時間
だったようです。楽しくて楽しくて、本当に楽しくて・・・毎日笑顔で通園していました。
聖愛幼稚園で過ごした3年間、素敵な思い出がいっぱいです。たくさんの感動を有難う
ございました。
( A )
Tの2番目の兄には障害があります。そのおかげなのか、Tは口は悪いが心はとても
優しく育っている気がします。そのせいで兄弟は全て違う保育園、幼稚園を経験しました。
聖愛幼稚園に3年間お世話になったのですが、たくさんの園を見る中で、障害児に優しく
接しているのがとても心強かったです。障害を持っている子は一人一人個性があり、
指導書が無いのでその人の指導により良くも悪くもなるような気がします。この園は
とても自然にどんな子どもも受け入れてくれる、そして上手に指導しているのが
よく分かりました。だからTもとても良く成長させてもらいました。こんな暖かく、
また感謝の気持ちで親子で卒園できることをとてもうれしく思います。色々とがんばる
父兄と出会えたことも良かったです。最後の生活発表会は生意気な息子が素直に
一生懸命発表できてうれしかったです。Tは園長先生をはじめ幼稚園の先生方みんな大好き
です。3年間ありがとうございました。
( H )
ドキドキしながら見守っていました。歌を覚えることがあまり得意でないのが
親の私は一番わかっていますから、いつも頑張れ、頑張れと祈りながら毎回幼稚園
に行きました。しかも今回は発表会の前日、家に帰ってきたTが「ママ、明日の本番、
上手く行くかどうかはボクにかかっていると先生に言われたよ」、「ボクが忘れっぽくて、
タイミングを覚えてないから」とスラスラ言うのです。
「え〜どうしよう!!」と親の方が気持ちが落ち着きませんでした。
当日は本人より母親の私の方が緊張してたと思います。ビデオを撮りながら
これまで3年間のいろんな事が頭に浮かんできました。「さよなら僕たちの幼稚園」を
歌うのを聞くともう我慢できず、感激のあまり大泣きしました。他のママとこんな
雑談をしました。「発表会でこんなに泣いて、卒園式はどうしましょう。
あまり濃い化粧はしないほうが・・・」
( I )
障害を持つMがこちらでお世話になって半年が過ぎようとしています。当初は、
週1日とはいえMがやっていけるのか、お友達が受け入れてくれるのか不安だらけでした。
しかし、初日の登園の朝、門に向かうと、園庭で遊んでいたたくさんの友達がMを
迎えに来てくれて、手をつないで園内を案内してくれたのです。はにかみながらも
嬉しそうな我が子の姿を見て私達夫婦は本当に涙が出るほど嬉しく思いました。
言葉の不自由なMが相手でも子ども達なりの心の通わせ方があるのだと感じました。
併行通園を快くすすめてくださった園長先生をはじめ担任の小菅先生、名取先生、
他のクラスの先生方もいつもMを気にかけて下さいました。手のかかるMでも様々な
行事に参加させていただき、とても貴重な経験と楽しい思い出が出来ました。
( S )
このところ園に向かう機会が多いこともあって、よく通って見ていた梅の木が日に
日に花を咲かせ、満開となりました。早いもので今週末は娘の卒園式。
親が思っているよりも本人はケロッとしてその日を待っています。
彼女が初めて聖愛に遊びに行ったのはまだまだ歩くことも出来ない赤ちゃん。
でもそんな小さな彼女のことを先生たちはよーく覚えていてくれて、一緒に
「懐かしいね〜」なんて話をしました。ひよこ組ができたばかりの年に、早生まれだった
彼女は9月から登園を始めました。小さかったので心配もしましたが結局4年間一度も
幼稚園に行くのを嫌だと言ったことがありませんでした。反対に悪いことをすると
「明日は幼稚園にいけないよ〜!」なんて言ったものです。
毎朝先生に迎えられてお友達と楽しく遊び、学び、そして夕方私たちのもとに帰る・・・
その繰り返しですが、その中で子どもと先生との信頼関係がしっかりと築き上げられていた
からこそ安心して園の中で過ごせたのではないかと思います。私たちも子どもと先生の
信頼関係を大切にしたいと思っていたので、なるべく見守るように過ごしてきました。
そしてこの4年間は何の心配もせず子どもをお任せすることができました。親から離れて
初めて過ごす場所が聖愛でよかったと思っています。
4月からは小学生。この聖愛幼稚園で過ごした日々が彼女の力となってこれから
生かされると願っています。
( I )
ゆり組になっての1年、すべての行事を親子で楽しく迎え、過ごす事ができました。
ひよこ、すみれ組の時は、行事があるたびごとに何週間も前から嫌がり、ばら組に
なってからは、それまで楽しみにしていたのが、前日や当日になると嫌がるり、
と親子で泣いておこって園等に向かっていました。それがゆり組になったら見違えるように、
指折り楽しみにしている様子に驚きながらもうれしく思いました。
「ドキドキする。上手に出来るかな?」と心配しながらも逃げず、自分のやるべき事を、
責任を持ってやるようになった姿に成長を感じました。
家が大好きで園に行くのが嫌、制服・遊び着が嫌、名前を呼ばれて返事をするのが嫌、
リトミックが嫌、体操が嫌、スイミングが嫌、とにかくすべてが嫌で毎日泣いて、
それでも泣き顔は見せたくないらしく「涙をふいて」と言ってはおこって園バスに乗って
いった彼。彼にとっては「こんなにも嫌がっているのに行かせるなんて・・・」と
鬼のような親に思えたかもしれません。でも今は園が楽しくて仕方ない様です。
給食もリトミックも英語もスイミングも、友だちとふざけるのも大好きで、
驚くことに今は体操が一番好きです。新しい環境に慣れるのに時間がかかり、
人よりスタートが遅れる子でしたが着実に成長してきたように思います。
小学校にいっても大変か?でも、自分で乗り越えられるように強くなったのでは
ないか、と思ったりもします。
先生方には大変ご迷惑をおかけしました。でも、いつも温かく見守り、
導いてくださり、ありがとうございました。不安で悩んでいるたびに
「大丈夫ですよ。S君ずいぶん大人になりましたよ」とかけて下さる言葉に励まされ、
元気づけられてきました。私たち親子を支えてくださって本当にありがとうございました。
Sにとって園を楽しい所にして下さって感謝しています。あっという間の3年半でしたが、
とても長い3年半だったような気もします。姉のHも含めて6年間お世話になりました。
先生方もお体に気をつけて、これからも、また、私たちのような「困ったさん親子」を
救ってください。
( A )
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